エントリーシートとかにガクチカって絶対あるよな〜、でも平凡な学生生活を送ってきただけだし人にアピールできるエピソードなんて何もないな…
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」の略語です。
就職活動でエントリーシートを出す時にほぼ毎回聞かれるのがこのガクチカです。
このガクチカと向き合うのは就活で多くの人が経験する苦行です(笑)
本記事は、ガクチカに悩んでいる方向けです。
- ガクチカって何書けばいいの?
- ガクチカってなんで聞かれるの?
- ありきたりな学生生活でも大丈夫?
- どうやってうまくかけるの?
ここらへんの悩みを解決します。
ちなみに私は新卒の時にガクチカのテーマとして、「勉強を頑張った」という話をして絶賛された経験があります。
勉強なんて多かれ少なかれ全員がやってますし、一番避けたくなるありきたりなテーマです。
でもガクチカを問う企業の意図を理解して、伝え方を工夫すれば◎をもらうことも可能です。
Contents
ガクチカが何もないと感じるのは勘違いが原因
まずは多くの人が陥っている勘違いからお伝えします。
それは「ガクチカなんて何もない」ということです。
なぜ勘違いなのでしょうか?
それは勝手な解釈が入っているからです。
聞かれていることは「学生時代に力を入れたこと」なのに、いつの間にか「学生時代に残した華々しい実績」とか「学生時代に所属していた組織での役職は?」みたいな質問内容に置き換えて考えてしまっているということです。
ストレートに解釈すればこのようにはならないはずなのですが、、
このような勘違いが起こる理由は下記です。
- ガクチカを聞く企業の意図が分かっていない
- 結果や役職が能力の全てだと捉えている
- 人より良く見せなきゃと思っている
- 目立つ話を持っておらず自信喪失している
ざっくり思い浮かぶのはココらへんです。
①が理解できていれば、②〜④の項目は自ずと修正されると思います。
多くの人がガクチカを聞く企業の意図が分かっていません。
まずは質問の意図について理解しましょう。
企業がガクチカを聞く理由
なぜ企業は学生にガクチカを問うのでしょうか?
- スキルをみたいから?
- 能力を見たいから?
- リーダーシップがあるかを確認したいから?
多少重なる部分はありますが、この捉え方はあまり適切ではないです。
まずは企業が学生にガクチカを問う真意を全体感から把握しましょう。
企業がガクチカを問うのは概ね下記です。
- どんなことに興味を持つのか?
- 問題に対してどのようにアプローチするのか?
- 実際にどう行動したか?
ガクチカを語るうえでは、結果だけでなくプロセスも踏まえてその人の「志向性」「思考力」「行動力」「価値観」などを企業は確認したいと思ってます。
「体育会バスケ部で全国大会3位になった」とか「サークルで部長をやっていた」という事実だけでは、これらの指標に関しての判断はできないですよね??
「企業が何を確認したいのか」ということを意識しながら作ることが重要になってきます。
魅力的なガクチカを作るコツ
ではどうすればプロセスも意識したうえで自分の「志向性」「思考力」「行動力」「価値観」を企業に魅力的に伝えられるでしょうか?
私が最も重要だと考えることは「なぜ?」を自分に問いかけまくることです!
これに尽きます。
これはやり過ぎて無駄になることはないです。
自分の性格や価値観を知るうえでもとても大事です。
もしガクチカのストーリーを伝えるうえで、企業の採用担当者が疑問に思う箇所があったら間違いなく「なぜそう考えたのですか?」ってどうせ聞かれます。
面接対策にもなるのでやりすぎなんてことはないです。
起承転結、PREP法、5W1H、語尾の統一など、文章の書き方としてのテクニックも大事ですがまずは中身です。
中身がないのに形を整えてもとても内容が薄いタンパクなものができるだけです。
もちろん文章力に自身がない人は文章の書き方も勉強すべきです。
ですが、一番頭に汗かいて考え抜くのは内容です。
「なぜ?」を問いまくることで、つながりのあるストーリーを作りましょう。
- なぜこのテーマを選んだのか?
- なぜそれに力を入れようと思ったのか?
- どんな目標を置いたのか?
- なぜその目標なのか?
- 目標達成のためにどんな作戦を立てたのか?
- なぜその作戦なのか?
- どのようにして実行したのか?
- 実行するうえで何が大変だったか?
- なぜ大変だったか?
- どう乗り越えたか?
- 工夫したポイントはどこか?
- 結果はどうだったのか?
- なぜ成功したのか?
- どこが人と差をつけたポイントか?
- その体験から得られた学びは何か?
- もう一度やるならどこか改善するところはあるか?
かなり多いですが、なぜ?と問うポイントに切りはありません。
これらに全て答えられればどんなエピソードも筋肉質なものになるはずです。
テーマがアルバイトや勉強などありきたりなものでも人によって経験も感じ方も違います。
どうせ自分は大きな話がないから・・・と諦めず、本気で考えてから悩みましょう!
私は「勉強を頑張った」というありきたりなテーマで大企業の役員を惹きつけて内定を掴み取った経験があります。
工夫の仕方でいかようにでもコミュニケーションの質は高められるのでぜひ参考にしてみてください!
まとめ
いかがでしたか??
今回は多くの人が頭を抱える「ガクチカ」についてまとめました。
軽くおさらいしておくと
おさらい
- ガクチカは実績や役職アピールではない
- ガクチカを通して志向性・思考力・行動力・価値観を見ている
- 良いガクチカを作るには「なぜ?」を自問しまくる
- 工夫すればありきたりなテーマでも惹きつけられる
ぜひ参考にしてみてください!