こんな悩みにお答えします!
こんな方におすすめ
- 大学の学部生(特に理系)
- 大学院についてよくわからない人
- 進路がぼんやりしている人
✔ 本記事でわかること
- 大学院生活の実態
- 就職活動・就職後でどう活かせるか
- 自分に大学院が合っているか
✔ 私の経歴
- 理工系で大学院に進学
- 大学院修了後は就職
- 職種は研究内容とは関係ないマーケティング
私自身、理系の学部卒で大学院に進学しました。
その後就職したけど、就職先は研究内容にかすりもしない業界。
なぜ研究内容と関係ない業界に就職しようと思ったのかについては別記事で書こうと思いますが、
実際に就職してみて自分の進路選択を振り返った時に思うことがいっぱいありました。
学生当時の私は身近な社会人の先輩などがいなくて、
経験談ベースで話を聞くことができませんでした。
結局噂とかにかなり影響されたり感情で意思決定をするしかありませんでした。
そこで同じような悩みを抱えている学生の方に向けて、
経験談を伝えることで進路選択の一助になるのではと思い、
今回は「大学院に進学して後悔しないために絶対に知っておくべきこと」をまとめました。
それでは早速いきましょう!
Contents
大学院って何するところ?
そもそもな話ではありますが、大学院について理解はできていますか?
- 楽しいの?つまんないの?
- 大変なの?楽なの?
どっちなのかは気になるところだと思いますが、人によるとしか言いようがありません。
そもそも大学院生がどのような生活を送っているのかを把握したうえで、自分に合っているのかを判断する必要があります。
ちなみに私が大学院に実際通って思ったことは下記です。
✔ きつかったこと
- 研究が大変
- がっつりバイトする時間がない
- 就職活動との両立がすぐに始まる
✔ よかったこと
- 研究が深堀れるのは楽しい
- 知識が増える
- ゼミの仲間ができる
きつかったことの詳細
- 研究が大変
- がっつりバイトする時間がない
- 就職活動との両立がすぐに始まる
研究が大変なのは想像つくと思います。
理系の修士論文は、研究テーマの先行研究を調べ通し、自分の研究の目的や背景を決め、多くの実験を行います。
その結果を踏まえて考察し最終的には60~100ページほどの修士論文を仕上げることになります。
修士課程の研究に対する評価は学部の時の卒業研究とは次元が違うので、それなりに時間をかける必要がどうしても出てきます。
そんなこんなで研究に多くの時間を割くことになるため、アルバイトの時間が取りづらくお金に困りがちというのが実情です。
仕方ないと受け入れつつも、どうやって限られた時間で稼ぐかも考えないといけません。
ちなみに私は以下のようなアルバイトで生計を立てていました。
- 在庫コンサルのアナリスト業務のバイト
- 大手シンクタンクのデータ調査のバイト
- 土日は引っ越しや工事現場で日当を稼ぐ
いずれも時給換算して平均的に1,500~2,000円を超えるバイトです。
3つ目の力仕事系は意外かもしれませんが、裁量労働制で現場の作業が終われば解放されるため、
頑張って1時間半で終わらせて8,000円稼ぐみたいなことも普通にありました。
大学院生であればある程度スキルを必要とするような仕事も探せば見つかるので、いかに高時給なバイトで効率化するかを考えることが重要です。
家庭教師の高時給案件などを探すのもかなりメジャーですね。
時給が安いカフェとかのバイトを続けながら研究を行うのは相当な苦行です汗
さらに大学院に進む人が覚悟しておいた方がいいのが、
実際は修士1年生の夏頃〜修士2年生の6月は就職活動があるということです。
もちろん期間は人によりますが、
選考が早い外資系企業などは夏頃からインターンを含む本選考が始まります。
本当に「進学したばっかじゃん」って感じです。
就職したくないからという理由で大学院に進学すると、思ったより早く現実に戻されるので要注意です。
よかったことの詳細
- 研究が深堀れるのは楽しい
- 知識が増える
- ゼミの仲間ができる
大学院の2年間を通して研究が深堀りできるのは純粋に楽しいことです。
研究を通して学ぶことも多くゼミや学会などで他の研究にも触れる機会があるので、
知的好奇心が強い人にとっては楽しい環境だと思います。
また、大学院は通常「研究室」と呼ばれる小規模の組織に所属するのですが、
そこでの同期とは多くの時間を一緒に過ごすことになります。
研究などで苦楽を共にできる仲間が作れることも魅力の一つです。
就職活動や就職後は有利ってほんと?
結論からお伝えすると、
- 研究職になるのであれば本当
- あまり関係ない就職をするのであれば嘘
という感じです。
「大学院卒ならば優秀だ」という直接的な理屈は存在しません。
なぜ大学院卒が欲しがられるのか?というロジックを考えればわかることです。
企業が採用したいのは、
- 学生時代の経験やスキルが自社で活かせそうな人
- その人の価値観や考え方が自社にマッチしていて成長が見込める人
です。
研究職なんかは、仕事で専門的なことを扱うので知識量がかなり仕事に関わってきたりしますよね。
そのため大学院卒であることが重宝されたりもします。
ですが、一方で営業やマーケティングとかの職種はどうでしょうか。
私は現在マーケティングの仕事をしていますが、実務で大学院卒であることを活かす場面はあまりないです。
まぁ大学院で営業やマーケティングについて研究していたわけではないので当然ですよね(笑)
後悔したくない...結局自分は大学院に進学した方がいいの?
大学院の生活や就職活動や社会における大学院卒の価値についてお伝えしました。
ただ、個人のビジョンや価値観によるところが大きいです。
なのでここでは、
- こんな人には大学院進学は向いてない
- こんな人には大学院進学は向いてる
という2パターンを詳細にまとめていきます。
✔ こんな人には大学院進学は向いてない
- 周りが進学するからという理由だけな人
- 修了後の進路を真剣に考えてない人
- 就職に有利だからと考えている人
- 研究や勉強にあまり興味がない人
- 自由な時間が増えると思ってる人
✔ こんな人には大学院進学は向いてる
- 将来のビジョンが明確な人
- 研究や勉強が好きな人
こんな人には大学院進学は向いてない
理系の学部生のあるあるかと思いますが、
- あまり将来のことを真剣に考えきれてない状態で
- 就職か進学の分岐点が迫ってきて
- 周りが進学するからという理由で
- 大学院生活の実情を知らないまま
- 噂や友人の話を根拠なく鵜呑みにして
- 甘い考えで進学してしまう
- その結果後悔する
みたいな人は結構います。
人生の分岐点に立ったときは周りに流されずしっかり自分の頭で考えて調べて動かないと、
後々痛い目を見るので上記特徴に当てはまっている方は一度真剣に自分の将来について考えることを勧めます。
しっかり将来のビジョンを考えたうえで判断できている人は大学院進学もありかと思います!
私は浅い考えで進学してしまった部分もあり後悔しているところもあるので、
この記事を読んでくれた方には一度真剣に自分の将来のビジョンを描く時間をもってもらいたいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、大学院に進学して後悔しないために絶対に知っておくべきことについてまとめました。
学部生でこれから進路について考えないといけないという方はぜひ参考にしてみてください!