・新卒で大手に就職したけど専門スキルがなくて焦っている
・特に際立ったスキルがないので、副業などもできない
・転職できるか不安
・このままでいいのか漠然と不安
こんな悩みにお答えします!
こんな方におすすめ
- 今の企業ではあまりスキルが身につかないような気がする
- 際立ったスキルがないから副業とかできない
- 転職できるか不安
本記事の内容
- 大手に就職するメリット・デメリット
- スキルがないと将来どうなるか
- スキルをつけるためにはどう動くべきか
実際に大手に就職して、スキルが身につかなくて悩んでいる人が私の周りにも結構います。
本記事では、大手からベンチャーに転職した私が「スキルが身につくかどうか」ということにフォーカスして、
大手にいるメリットやデメリット、スキルの重要性やスキルをつけるためにどう動けばいいかについてまとめています。
それでは早速いきましょう!
Contents
大手ではスキルがつかないというのは本当か??
本記事は大手はスキルがつかないというテーマでお伝えしていますが、もちろん大手に行ったらスキルが何もつかないというわけではありません。
大手の企業には高学歴で優秀な人材が多く集まる傾向がありますし、もちろん大手でしか得られないものも多数あります。
では大手で身につくスキルと、身につかないスキルっていったいなんでしょうか。
大手で身につくスキル
社会人としての基礎・マナー
大企業の場合は中小企業と比べて資本に余裕があることもあり、新入社員に対する研修や教育がかなり手厚い傾向にあります。
「コミュニケーション」「プレゼンテーション」「ロジカルシンキング」「ファシリテーション」「メールの書き方」などかなり細かいところまで教えてもらえる環境が整っている点は大企業ならではかもしれません。
調整力
これも大企業の方が身につきやすいものの一つです。
大企業の場合は事業が大きいのでその分事業の関係者の数も多くなります。
色々な部署があり、同じ会社にはいるけど何をやってるのかわからない人がたくさんいるのが普通だったりします。
関係者全員の理解を得て、仕事を推進していくためには多くの人の理解を得て承認をもらうための工夫をしなければならない場面があるため、
一般的には中小・ベンチャー企業よりも調整力はつく傾向にあるかと思います。
大手で身につきにくいスキル
当事者意識を持って実行する力
これは人によりますが、大手って本当に1つの事業に関係者が多いんですよね。
それは無駄に多いわけではなくそれだけ資金力もあって色んな仕事があるからなのですが。
仕事も細かく細分化される傾向があって、自分は歯車の一つなんだなぁと感じてしまう場面もあるのではないでしょうか。
一方で中小企業はそこまで事業の関係者が多くなかったり、一人が管轄する仕事の範囲が広かったりするので、より経営者に近い目線で仕事ができる環境だと思います。
個人で稼ぐ力
大手の場合はお金があるので末端の業務は代理店や業務委託に委託し社員が時間をかけて手を動かす場面があまりなかったりします。
ですが、ベンチャー企業や中小企業はリソースが少ないため社員自ら手を動かして末端業務の実行までやらないといけない場面が多いです。
最近フリーランスとか副業が流行っていますが、業務委託として個人で稼ごうとするとなるとこういった末端業務を実行できるかってゆうのが
一つ大きな分かれ目になることが多いんですよね。
理論は知ってますってだけでは、なかなか実践的なことに対応できなかったり、そもそもフリーランスや副業に踏み込めなかったりするので、
将来的には会社員をやめて個人で稼いでいきたいという人にとっては末端の一番労働集約的な部分に対して動いた経験が大事だったりします。
大手にいるとお金がある反面そういった泥臭く個人で業務を請け負う細かいスキルは身についにくいです。
工夫する力
これも結局は資金力に関係してくることですが、大手ってお金があるのでお金の力で解決できる場面が普通にあるんですよね。
大手の1社員としては身銭を切っている感覚なんてないですし、本当に費用対効果が出るかを命がけで考え抜いたのか?と問われると疑問みたいな甘えが出やすい環境ではあるかと思います。
ベンチャー企業とかだと、まず物理的に投資体力がないので
「最低限の予算で最大限の効果を出すにはどうしたら良いのか?」
「目の前の数万円の売上を取るにはどのように動けばいいのか?」
を死にものぐるいで考えざるを得ません。
こういった環境は良くも悪くも鍛えられるので、お金に頼らず工夫によって成果を上げるスキルは身につきやすいかもしれないです。
あくまで大手からベンチャーに転職した私が個人的に感じたことではあるのでもちろん人によって会社によって異なります。
ヒト・モノ・カネ・情報が多く集まる大手企業にいれば、スキル以外にも人脈や知識などたくさん得られるものはありますが、
「スキル」に特化して言えば大手よりベンチャー企業のような中小企業に行ったほうが身につくことが多いなぁと個人的には思います。
スキルがないと転職や独立はハードモード
新卒市場や第二新卒市場と比べて、中途市場やフリーランス市場はスキルがめちゃくちゃ重要です。
「どれだけ成長してくれるか?」という期待も含めて買われる新卒市場と比べて、転職やフリーランスなどは今この瞬間どんなスキルを有していて、どれだけ会社に貢献してくれそうか?を明確に見極めて判断されると考えるべきです。
ブランディングとかTVCMとかにお金をかけられるような大企業なんて世の中ほんの一握りで、ほとんどの事業は今すぐに売上を伸ばしたい、集客効率を上げたいという目の前の課題を抱えています。
そんな企業に対して、「明るいです・協調性あります・コミュ力高いです・資料きれいにつくれます」とかの曖昧なスキルで自分を売り込むことはできるでしょうか?
かなり難しいと思うんですよね。
大手で仕事をしていることで身につく視座の高さや、調整力、その他汎用スキルはとても重要ではありますが、「で、売上あげるにはどうするの?」「ホームページにもっと人呼びたいんだけど」みたいな具体的な課題を解決できるわかりやすいスキルが身につくかというと疑問です。
大手の看板を捨てても戦える具体的なスキルを大前提として持ったうえで、さらに上流の戦略やマーケティングの理解も深めていくべきなのに、
新卒からずっと大手にいると下流工程をスキップしてしまっているので、大手から出たときの売り込みのハードルが高くなる印象です。
似たような規模の企業にマネジメント枠として応募するならもしかしたら通じるかもしれませんが、独立したい、ベンチャー経験してみたい、フリーランスで稼ぎたいとなると、参画できる案件数はかなり絞られます。
スキルをつけたいなら早めに動くのが正解
当然ですが、社会人経験がながければ長いほど周囲の期待値は上がります。
30歳で何の専門性もないと正直かなり選択肢が限られるキャリアになってくると思います。
最近ではオンライン化も加速し、在宅ワークが当たり前になってきていて、副業やフリーランスという働き方がいよいよ浸透してきた感がありますよね。
その時流に取り残されたくないのであれば、できるだけ早く専門性を身につけることをおすすめします。
大手に入ったものの、今後の自分のキャリアプランが全然見えないとか漠然と不安を抱えている人は、まず行動してみることが大事です。
まずは有名な転職サイトに登録して、転職市場ってどうなっているんだろう、自分の市場価値ってどれくらいなんだろうというのを知るだけでもかなり勉強になります。
そのうえで自分が身につけたい専門スキルが見つかれば、早めに飛び込んでしまうのが吉かなと個人的には思います。
今後は大手=安定とも限らないですし、3年くらい続けてみて仕事に面白みを感じられていないのならそれはかなり損をしています。
おすすめの転職サイト
まとめ
いかがでしたか?
この記事でお伝えしたいことをざっくりおさらいすると下記です。
ポイント
- 大手にはメリットもあるが、スキルはベンチャーや中小企業の方が付きやすい
- 特に個人で稼げる力は大手では身につけにくい
- 今後の新しい働き方を見据えるとスキルがないのはかなりきつい
- 大手=安定とも限らない
- 専門性を身に着けたいならとにかく動くべき