就活の軸かぁ…待遇が良くてキラキラしてる大手企業に就職したいなぁ。有名企業に入ってバリバリ仕事してモテるんなら正直ある程度どこでもいいや汗
新卒の就活ではかなりの確率で「就活の軸」について聞かれます。
ただ学生の方々の中には、このように軸がブレていて「とりあえず大手」みたいな感じの就活になってしまい、その結果就活がうまくいかないというケースがあります。
本記事ではこのように悩んでいる方向けに、
- なぜ就活の軸がブレるのか?
- 就活の軸を決めるにはどうすればよいか?
このあたりについてお伝えします。
Contents
就活の軸はなぜ大事なのか?
「あなたは企業選びで何を大切にしていますか?」といったいわゆる「就活の軸」は必ず聞かれます。
企業はミスマッチを起こさないために、採用面接やESを通してあなたの価値観を見極めるための質問をします。
代表的なものとしてはいわゆる「ガクチカ」がありますが、同じくらい重要なのは「就活の軸」です。
ガクチカに関してはこちらの記事でまとめています。
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【就活生必見】ガクチカが何もない…は勘違い、絶対ある
転職ではスキルや実績など他にも判断基準が設けられますが、新卒の就活ではスキルや実績などの数字で語ることができるような明確な判断基準はありません。
そこで企業としては将来的に成長し自社へ大きく貢献してくれそうな優秀な学生を採用したいと思っています。
そのためにガクチカをはじめ、あなたの価値観を見極めるような質問をしてそのポテンシャルを見極めます。
結論、「就活の軸」というのはあなたの価値観を企業に伝えるうえでとても重要な指標になってきます。
「大手ならどこでもいい」というような甘い絞り方では、勉強不足、努力不足だと認識されても仕方ないのです。
特に高学歴な学生ほど、この症状に陥りやすいので要注意です・・・!
いわゆる「大手病」と呼ばれる症状ですね。
「大手病」についてはこちらの記事にまとめています。
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【就活生必見】もしかして大手病!? 高学歴就活生が知っておくべき思考法について
就活の軸がブレている人の特徴3選
なぜ就活の軸がブレてしまうのでしょうか・・・?
要因は次の3つです。
- 判断基準が他人軸になっている
- 企業・職種・業界を理解できていない
- そもそも社会を分かっていない
判断基準が他人軸になっている
他人軸で判断するのはかなり危険です。
では「判断基準が他人軸になっている」とはどういうことでしょうか。
「自分はこれがやりたい」よりも「人からこう思われたい」が先行している状況です。
「自分の興味・関心」よりも、「如何に人からすごいと思われるか・異性からモテるか」みたいなことばかりが先行していると軸はブレます。
「自分のやりたいこと」が明確にある人よりも「やりたいことがない」からとりあえず大手に行っておこうという思考に至るケースの方が多いと思います。
「やりたいことがない」という人向けに、その対処法については後述します。
企業・職種・業界を理解できていない
就活を始めると「業界研究」の本とかで勉強しますが、どれくらい理解してますか?
世の中には数え切れないほどの業界や職種が存在します。
「やりたいことがない」という人ほどここの勉強はしっかりやるべきです。
- (A)自分の価値観やそれに伴う判断基準
- (B)企業・職種・業界
就活は、(A) と(B)のマッチングです。
たとえ(A)自分の価値観や判断基準がある程度固まっていたとしても、(B)企業・職種・業界の知識が薄かったらマッチングしないですよね。
当然、(A)自分の価値観や判断基準をしっかり持ちつつ、(B)企業・職種・業界の知識を増やしている人の方が、「やりたいこと」は見つけやすいです。
そもそも社会を分かっていない
これはずばり「社会を甘く見すぎている」ということです。
特に、高学歴=優秀、偉いという錯覚を起こしている人は要注意です。
会社というのは、事業を通して社会貢献をすることで利益をあげる組織です。
そしてそれに貢献してくれた社員に相応の対価として給料を支払います。
あなたの学歴や社歴に対して払うお金は一銭もありません(笑)
いくら学歴が素晴らしくても、会社に入ったらその領域でそれなりの努力が必要です。
高学歴だから楽して年収1,000万円ほしい・・・
こんなことは実現しないことを理解しましょう。
もちろん、努力=勤務時間ではありません。
ただ、ワークライフバランスを保ちながら高年収をもらっている人は必ず生産性を意識しています。
毎日スキルを磨くために勉強したり工夫したりしています。
如何に濃い時間を過ごせるかということを意識し続け、会社に利益をもたらして初めて成立することなのです。
業界研究にも通ずることですが、社会でのお金の流れをしっかり理解しましょう。
そこらへんを理解していないと、「就活の軸」はブレたままになってしまうでしょう。
就活の軸を決めるための行動3選
「就活の軸」をしっかり決めるための行動としておすすめするのは下記3つです。
- 自己分析をして判断基準を自分軸にする
- そもそも自分にとって仕事とは?を考える
- 企業・職種・業界研究をする
自己分析をして判断基準を自分軸にする
軸がブレる要因として「判断基準が他人軸になっている」ということを挙げました。
そしてこれは一番直したほうがいいと思うポイントです。
その理由は次の2つです。
- モチベが続かない
- スキルが磨かれずキャリア形成で困る
大企業に入って他人にデカい顔をすることに価値を感じたまま就職すると、入社した時点でゴールとなってしまいその後の成長速度が鈍化します。
その結果、これといった実績やスキルも習得できず成長できないという結果に陥ってしまいます。
転職市場では、学歴や所属企業よりもどんなスキルや実績があるのかが重要視されます。
もし「判断基準が他人軸になっている」まま入社して、異動などで人間関係に悩まされて転職を考えるタイミングになった時に絶望的な状態になるので注意しましょう。
もちろん他人軸の全てを否定するわけではありません。
たとえば「年収が高い」ということは、他人と比較していい生活ができるというだけでなく人生における選択肢が増えるとても重要な要素だと思います。
大事なのは、あくまでも「自分の人生を生きる」ということです。
「高い給料をもらいたい」理由が他人軸しかないといずれ潰れてしまいます。
しっかりと自己分析をして自分の価値観を理解して、自分軸で判断できるように準備することをすすめます。
自分の理想の生き方が具体的にイメージできれば、「年収が高い」状態を目指すための手段が必ずしも新卒で「大手企業に入る」ということではないかもしれません。
自己分析の方法については別記事にまとめています。
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自己分析のやり方はこれがおすすめ!「自分史」で人生を振り返る
そもそも自分にとって仕事とは?を考える
「就活の軸」がブレる要因として、「そもそも社会を分かっていない」ということを挙げました。
まだ働いたことがない状況で仕事についてリアルに考えるのはかなり難しいことです。
ただ就活の時期にしっかり「自分にとって仕事とは何か」と考えることはとても大事です。
会社は営利組織であり、利益貢献した社員に給料を払う組織だと述べました。
これはけっして「社会ではお金が全てだ!」という解釈をしろということではありません。
会社は営利組織だと強調したのは、日本の学生は教育やドラマなど様々な媒体を通して「お金を稼ぐことは悪いこと」と認識しがちだからです。
どんなに社会貢献にインパクトを与えている事業でも、ボランティアという形では持続的に提供できないですよね。
その事業によって助かっている人がたくさんいるサービスなのであれば、しっかり事業を拡大して売上を増やし、より広くより長くそのサービスを提供し続けることもまた企業の責任だということです。
こういった背景があるので企業にとって利益は大事であり、社員はそれにコミットする必要があります。
社会で生きていく以上、この前提の中で生きていくということになります。
自分の成し遂げたいもの、身につけたいスキル、進みたい道の実現も全部この前提を考慮したうえで具現化させるための戦略を考えないといけません。
これを理解しているか否かで「真剣さ」が全然違います。
社会の構造や事業の意義の理解も深まっていれば、「高学歴だから楽して年収1,000万円ほしい、だから大手なら何でもいい」ということにはならないはずです。
企業・職種・業界研究をする
- (A)自分の価値観やそれに伴う判断基準
- (B)企業・職種・業界
就活は、(A) と(B) のマッチングだとお伝えしました。
大手病にかかっていると、特に(B)企業・職種・業界を疎かにしがちです。
「給料高いし華やかそうだから広告業界がいい」とか表面的なことしか捉えていないと、痛い目を見てしまうので研究はしっかりしておきましょう。
そもそもあまりにも業界理解・企業理解が甘いと面接官に簡単に見抜かれてしまいます。
業界研究をするうえで最低でも次のことは理解しておきましょう。
- その業界のビジネスモデル(お金の流れ)
- 業界のこれまでとこれから(業界課題)
- 職種や実際の仕事内容
- どんな人が向いているか?
これらを理解することで、「その業界で働く」ことが「自分の成し遂げたいこと」の実現に合っていそうかをイメージできます。
情報収集は本やネットだけでなく、実際に働いているOB・OGに具体的に話を聞くことをおすすめします。
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【就活生必見】ツテがなくてもOB訪問が簡単にできるツール紹介
まとめ
いかがでしたか?
今回は就活の軸がブレている方向けに、就活の軸がブレる要因とその対処法についてまとめました。
軸作りはどちらかというと入った後役立つことなので面倒だと思いがちですが、長い目で見ていい就活にするためにとても大事なことです。
ぜひ参考にしてみてください!