- WEBマーケティングってどんな仕事??
- WEBマーケティングの仕事内容ってどんな感じ??
- どんなスキルが必要??
- どんな人が活躍できる??
本記事では実際に大手IT企業でWEBマーケティングの仕事をしている私が、体験談を元に上述した内容についてお伝えいたします。
今大学生で就職活動をしている方、転職を考えていてWEBマーケティング業界に興味はあるけど未経験なので具体的なイメージが沸かない方は、よかったら参考にしてみてください!
Contents
そもそもWEBマーケティングって何??
「簡単に言うとWEBの世界でマーケティングを行うこと」です。
WEBって何?ってところは詳述はしませんが、グーグルやヤフーのような検索エンジン、FacebookやInstagramのようなSNSだったり、会社のサイトだったりそういったものを想像してもらえればOKです。
じゃあマーケティングって何??
日本マーケティング協会によると・・・
「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。」とある。 <日本マーケティング協会>
う〜ん、むずい!(笑)
ちなみにもしドラで有名なピーター・ドラッカーさんは著書の中でこんなことを言ってます。
マーケティング協会の定義よりは個人的に少しわかりやすかったです。
実のところ、販売とマーケティングは逆である。同じ意味でないことはもちろん、補い合う部分さえない。もちろん何らかの販売は必要である。だが、マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。P.F.ドラッカー. [英和対訳] 決定版 ドラッカー名言集 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.278). Kindle 版.
要は、販売活動をしなくても顧客が自ずと欲しくなって自然に買ってしまうような「仕組み」をいかに作るかってことみたいです。
つまりWEBマーケティング職の人たちは、WEB上でこのような仕組みづくりに日々奔走しているわけです。
どうすれば人をいっぱい集められて、商品を魅力的に伝えられて、購入してもらえるか、そしてリピートしてもらえるのか?みたいなことを仕組み化しようとしています。
その仕組みをどのように実現していくかについて、戦略を立てて、戦術に落とし、実行していく、これがざっくりとですがWEBマーケティング職の仕事です。
戦略とか大きな話になると、いわゆるCMOなど経営層レベルの人が関わったりして、メンバー層は大枠に分解された戦術の検証、改善業務をするイメージが近いかと思います。
WEBマーケティングとなると、「SEOが〜〜」「LPOが〜〜」「CPAが〜〜」とか横文字で専門的な分野だと思われがちです。
確かに横文字が多すぎて最初は苦労しますが、やること自体はリアル店舗を想像した方がわかりやすいかもしれません。
要は、
- お店に来てもらう人を増やす仕組み
- たくさん商品を買ってもらえる仕組み
- また来てもらえる仕組み
みたいなイメージをしてもらえらばよいかと思います。
お店だとイメージしやすいですが、それをWEB上でやるとなると専門的な知識が必要になってくるということです。
WEBとリアルで切り離して考えると最初のうちはわからなくなってしまうので、慣れないうちはリアルだとどうなんだっけ?をイメージすると合理的に考えられるかなって思います。
ちなみにSEOってゆうのは、Search Engine Optimization の略です。
日本語だと「検索エンジン最適化」っていうのですが、「???」って感じですよね。
Googleみたいに情報を検索したら、検索キーワードに適した情報をユーザーに見せてくれるものを検索エンジンっていってその中でより優先的にユーザーに情報を届けられるような仕組みにすることを指しています。
SEOの中でボリュームのあるキーワードで上位を目指すとためにはどうする?みたいなことを考えるのですが、要は人の多いエリアで好立地な場所に出店したいけどどうする?って考えるようなものです。
好立地へ出店するためにやらないといけないことを議論するうえで専門的な内容は含まれますが、まずは大枠を掴みましょう。
一つ一つの用語や仕組みを理解していくことは、WEBマーケターにとって必須です。
WEBマーケティングの世界でのルールや共通言語を増やして戦っていくことになります。
WEBマーケティングの仕事内容
- お店に来てもらう人を増やす仕組み
- たくさん商品を買ってもらえる仕組み
- また来てもらえる仕組み
WEB上でこれらを実現するためには、
- どうすればWEBサイトに多くの人を呼ぶことができるかを考える人
- WEBサイトに来た人がどうすればより多くの商品を買ってくれるかを考える人
- どうすればお客様といい関係性を築けるかを考える人
に分かれそうです。
それぞれで行う施策というのは違っていて、それらを細かく説明するとかなり膨大な量になります。
ここでは①WEBサイトに多くの人を呼ぶことを考える人の仕事について少しお伝えしようと思います。
実際、企業が募集しているWEBマーケティング人材といえばこの集客担当のことを指していることが多いです。
集客施策といえば大きく分けて3つ
- 広告運用
- SEO
- SNS運用
広告の運用と言ってもリスティング広告、ディスプレイ広告、アフィリエイト、様々です。
ですが今回はリスティング広告の運用方法とかではなくもっと全体的なお話についてです。
ちなみにリスティング広告の運用を深く知りたい方はこちらの本がお勧めです!
施策別にやることは多少異なってきますが、企業のWEBマーケティング担当の人が共通してやることをざっくり挙げると、
- 広告アカウントの設計
- 運用改善のPDCAを回す
- レポーティング
- コスト管理
大きく分けるとここらへんになるかと思います。
WEBマーケティングは「仕組み作り」です。
なのでその「仕組作り」の作戦にいくらお金がかかってどれだけの効果が得られたのか、いわゆるコスパが見られます。
レポーティングやコスト管理は地味な作業かと思われますがとても大事で、
「マーケティング」って言葉だけ聞くと華々しく見られるかもしれませんが実際は泥臭いことが多いです。
こういった定形業務も素早くこなしながら、
コスパを上げていくための作戦を立てて実行するといったPDCAを如何に素早く回していくかという感じです。
どんなスキルが必要??
ではWEBマーケティングの仕事をするうえでどんなスキルが必要なのか。
ざっくり思いつく感じだとこんな感じです。
- マーケット理解
- WEBマーケティングの知識
- 論理的思考力
- 数値分析力
- コミュニケーション力
- 情報収集力
ここらへんのスキルはWEBマーケティングの仕事をしていくうえで必要になってきます。
また、仕事を通して成長できるポイントでもあります。
大企業のマーケティング担当だと月に数千万円とかの予算を扱うことになります。
プライベートでそれだけの額を使うことなんてないですよね。。
会社のお金をかなりの規模で使うことになるので問われるスキルレベルは高いです。
Excelやアクセス解析ツールを使いながら課題点を素早く抽出しチューニングしていったり新しい施策を考えて実行していきます。
またWEBマーケティングは成果が全て数字で見えるので報告や提案などはかなり定量的に語られます。
自分のアイデアを数字を使いながら合理的であることを主張して承認をもらい実行するといった感じですね。
- どうすればWEBサイトに多くの人を呼ぶことができるかを考える人
- WEBサイトに来た人がどうすればより多くの商品を買ってくれるかを考える人
- どうすればお客様といい関係性を築けるかを考える人
WEBマーケ担当には①〜③がいますが①の人が②、③の人に協力を仰ぎながら進めていくケースもあります。
あと広告代理店の人と協力するケースもあります。
若手メンバーでも仕事をディレクションする立場になることがあるためコミュニケーション力なんかも必要になってきます。
なんとなくのイメージですが、数字に強体育会よりな人が多いイメージです。
転職市場ではどんな扱い??
ベンチャー企業が増えており、どこもWEBマーケティングの仕事ができる人材は足りていないようです。
特にSEOに詳しい人や、戦略を立てられるベテラン層は人材不足が激しく引っ張りだこのようですね。
しかしながら、「事業会社のWEBマーケティング担当として広告運用やってました」だけだと弱い感じがします。
たとえば広告運用に強みを持って市場で戦っていきたいなら、代理店などでいろんな案件を担当したり自分で手を動かす経験を積んだ方がいいと個人的には思います。
代理店を雇わなくても自分がいれば全部回せますよくらいのことが言えればそれなりに需要はあるでしょう。
ただ分析・提案・検証などを全て自分でやるとなるとかなり忙しくなるのでそこらへんはワークライフバランスと相談ですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回はWEBマーケティングの仕事についての概要をまとめました。
チャネル別についての説明はできていませんが、WEBマーケティングの仕事がどんな感じかざっくりイメージができればいいなと思いまとめました。
新卒の就活中の方・未経験からの転職を控えている方はよかったら参考にしてみてください。